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火星が約2年2カ月ぶりに地球に接近!
火星が5月31日、約2年2カ月ぶりに地球に接近するということで話題になっています。
どのくらいまで接近するのでしょうか。
調べてみました。
毎回違う火星との距離、今回の距離は?
太陽系で地球のひとつ外側を回っている火星。
火星は太陽の周りを一周するのに686.98日かかります。
なので、365.26日で太陽の周りを一週する地球と接近するのは、約2年2カ月(約780日)の周期です。
しかし、接近すると言っても地球と火星の距離は毎回、同じではありません。
火星は楕円軌道なので、接近する距離がそのときによって違います。
いちばん近い接近(大接近)といちばん遠い接近(小接近)ではその距離は約2倍違います。
前回、2014年4月の接近は9239万kmでした。
今回5月31日の接近は7528万kmで中接近です。
前回の大接近は2003年の5576万kmで、火星観測ブームにもなりました。
次回の接近は2018年7月の5759万kmで大接近になる予定です。
火星は宇宙人のいる赤い星?
火星は、地球の直径の約2分の1で、質量は約10分の1です。
表面が酸化鉄で覆われているため、「赤い星」と呼ばれています。空の色は特徴的でピンク色です。
火山や川の跡があるため、宇宙人の存在が昔から言われています。
人類移住計画も進められている火星ですが、平均気温は-50℃のため、生物が住むのは難しいかもしれません。
いつ頃から、どの方角で見える?
地球と火星は同じように太陽の周りを回っているため、接近日前後の数週間も接近日とあまり距離が変わりません。
なので、5月中頃から6月中頃くらいまでは望遠鏡などで火星の表面が観測できます。
方角は南東から南の空、さそり座の近くで赤く(オレンジ?)光って見えます。
肉眼でも見ることができるので、たまには夜空を見上げて赤い星を探してみませんか。
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