ライオンは寒いとどうなる?ストーブ前で寝転ぶ徳山動物園「リント」が可愛すぎる

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冬の寒い日、ストーブの前でゴロンと寝転ぶ――。そんな姿が似合うのは、普通なら“猫”のはずです。ところが今回話題になっているのは、なんと百獣の王・ライオン。

山口県の周南市徳山動物園で暮らす6歳のオスライオン「リント」が、ストーブの前で仰向けになり“ヘソ天”状態でくつろぐ姿がX(旧Twitter)に投稿されました。投稿されると「完全にでっかい猫ちゃん」「威厳どこいった?」と大きな反響を呼び、わずか数日で5万件を超える“いいね”を集め、多くの人の心をポカポカにしています。

そもそも、ライオンは寒さに弱いのでしょうか?アフリカのサバンナに生息するイメージが強いだけに、「寒いとどうなるの?」と気になる人も多いはずです。実はそこには、ネコ科ならではの本能や習性が関係しているといいます。

本記事では、話題の“ヘソ天ライオン”リントの様子やSNSの反応を紹介しながら、ライオンの寒さへの強さ・弱さ、動物園での冬の過ごし方、そしてなぜここまでバズったのかをわかりやすく解説します。読み終える頃には、「百獣の王」へのイメージがちょっと変わっているかもしれません。

目次

徳山動物園のライオン「リント」が話題に

山口県周南市にある周南市徳山動物園の公式Xアカウントが投稿した1枚の写真が、いま大きな注目を集めています。

主役は、6歳のオスライオン「リント」。猛獣舎で暮らす“百獣の王”が見せた意外すぎる姿に、「こんなライオン見たことない」「かわいすぎる」とSNS上で話題になりました。冬のある日、何気なく投稿された写真が、多くの人の心をつかんだのです。

投稿された“ヘソ天”写真とは?

話題となったのは、リントが床の上で仰向けになり、お腹を見せてゴロンと寝転んでいる写真です。この「仰向けで寝る姿勢」は、動物愛好家の間では「ヘソ天(おへそを天に向ける)」と呼ばれています。

奥には、電源の入ったストーブが。暖を取りながら、すっかりリラックスしている様子のリント。まさにネコが安心しきったときに見せる無防備な姿そのものです。

アフリカのサバンナでシマウマを追いかける百獣の王とは思えない脱力感あふれる姿が、見る人に強烈なギャップを与えました。

ストーブ前で完全リラックス状態

写真が撮影されたのは、園内の猛獣舎。寒い時期になると設置されるストーブの前で、リントは体を温めながらくつろいでいたといいます。

ごはんを食べ終え、体も温まり、まさに“まったりタイム”。大きな体を投げ出し、安心しきった様子で寝転ぶ姿は、威厳よりも愛嬌が勝る瞬間でした。ネコ科らしい習性が垣間見える、なんとも微笑ましい光景です。

SNSで5万いいね超えの反響

この投稿は瞬く間に拡散され、5万件を超える”いいね”を記録。「完全に飼い猫」「ストーブあったかいもんね」「でっかい猫ちゃん!」といったコメントが相次ぎました。

猛獣というイメージとのギャップ、そして、冬らしいほっこり感が、多くの人の共感を呼んだのでしょう。寒い季節だからこそ、リントの姿はより一層あたたかく感じられたのかもしれません。

ライオンは寒さに弱い?実はネコ科の本能が関係していた

ストーブ前でくつろぐリントの姿を見て、「ライオンって寒さに弱いの?」と疑問に思った人も多いでしょう。実は、そこにはネコ科ならではの生態的特徴が関係しています。

ライオンはもともとアフリカのサバンナなど温暖な地域に生息する動物です。そのため、極端な低温環境に適応しているわけではありません。さらに、ネコ科動物は共通して“効率よく体温を保とうとする習性”があり、寒いときには積極的に暖かい場所を選ぶ傾向があります。

リントの“ヘソ天”も、まさにその本能が表れた行動といえるでしょう。

ライオンは暑さに強く寒さは苦手?

結論から言えば、ライオンは「暑さに強く、寒さには比較的弱い」動物です。野生のライオンの主な生息地は、アフリカ大陸のサバンナやインドの一部。これらの地域は年間を通じて気温が高く、日中は40度を超えることも珍しくありません。ライオンの体は、こうした高熱環境に適応するように進化してきました。

例えば、ライオンの被毛は短く、熱を逃がしやすい構造になっています(オスのたてがみは別ですが)。また、汗をかく能力が低いため、呼吸(パンティング)や日陰での休息によって体温を調節します。

一方で、日本の冬は、彼らの進化の過程では想定外の寒さです。ライオンの皮下脂肪はそれほど厚くなく、シロクマやペンギンのように寒冷地で体温を維持するための特殊な機能は備わっていません。そのため、気温が10度を下回るようになると、体温を奪われないように筋肉を硬直させたり、動かずに丸まったりしてエネルギーを節約しようとします。

リントがストーブを愛してやまないのは、生物学的に「体が温まる場所を求める」という切実な要求があるからなのです。

ネコ科動物は暖かい場所を好む習性

家庭で飼われている猫が、こたつやヒーターの前、日当たりの良い窓辺に集まる姿はおなじみです。これは体温維持のためにエネルギー消費を抑えようとする本能的な行動です。

ライオンも同じネコ科の仲間。体の大きさは違っても、基本的な生理機能や習性は共通しています。暖かい場所で体を伸ばして休むことで、代謝を安定させ、無駄な体力消耗を防ぐのです。つまり、リントの“ネコ化”は偶然ではなく、ネコ科として極めて自然な行動だったのです。

動物園では寒さ対策をどうしている?

日本の動物園では、冬場に熱帯地域の動物たちが体調を崩さないよう、さまざまな工夫を凝らしています。徳山動物園をはじめとする多くの園で行われている対策は以下の通りです。

動物園の寒さ対策
  • 遠赤外線ヒーター・ストーブの設置
    リントが愛用しているタイプです。空気を直接温めるだけでなく、体に直接熱を伝えるため、動物たちが暖かさを実感しやすいのが特徴です。
  • 床暖房の導入
    寝小屋(寝室)の床に電気ヒーターや温水パイプを通し、お腹から温まるようにしています。野生動物にとって、地面からの冷えは最も体力を奪う要因の一つだからです。
  • ホットスポット(暖かい岩)の作成
    展示場内に、内部にヒーターを仕込んだ人工の岩を設置する園もあります。見た目を損なわずに動物たちの防寒対策ができるため、多くの近代的な動物園で採用されています。
  • 食事メニューの変更
    冬場は体温を維持するためにエネルギーを多く消費します。そのため、脂肪分の多い肉を与えたり、量を増やしたりして、内側から寒さに負けない体づくりをサポートします。

徳山動物園のリントがストーブ前で寝ているのは、単に彼が「寒がり」なだけでなく、飼育員の方々が動物の健康を第一に考え、適切な温度環境を提供している証拠でもあります。

「リント」ってどんなライオン?プロフィール紹介

今回話題になったのは、山口県周南市にある周南市徳山動物園で暮らすオスライオン「リント」です。ストーブ前で“ヘソ天”を披露した姿が拡散されましたが、普段は堂々とした体つきと鋭い目つきが印象的な立派なライオン。猛獣舎で生活しながら、多くの来園者に親しまれている存在です。

ここでは、そんなリントの基本情報や日常の様子を紹介します。

6歳のオスライオン

リントは2019年7月16日に九州自然動物公園で生まれたオスライオン。2024年7月に周南市徳山動物園にやってきました。現在6歳で体も十分に成長し、たてがみも立派な成獣です。

一般的にライオンの寿命は野生で10~15年ほど、飼育下では20年になることもあります。6歳はまだ若く、活動的な時期といえるでしょう。

普段は威厳ある姿を見せる一方で、今回のように無防備に寝転ぶ一面も持ち合わせています。そのギャップこそが、多くの人の心をつかんだ理由のひとつです。

メスライオン「コウメ」との生活

リントは猛獣舎で、メスライオン「コウメ」とともに暮らしています。コウメは2020年6月17日生まれの5歳で出生地はリントと同じ九州自然動物公園です。

ライオンは本来、群れ(プライド)で生活する社会性のある動物。動物園でも、可能な限り自然に近い環境で飼育されています。

同居個体との関係性や日々のやりとりも、ライオンらしい行動を引き出す大切な要素です。寒い日はそれぞれが暖かい場所を見つけて休むこともあり、ストーブ前を独占するリントの姿も、そんな日常の一コマだったのかもしれません。

徳山動物園での暮らし

周南市徳山動物園では、動物の健康や福祉に配慮した飼育環境づくりが行われています。季節に応じた設備の調整や体調管理など、細やかなケアのもとでリントは生活しています。

来園者は、迫力あるライオンらしい姿だけでなく、今回のようなリラックスした表情を見ることができるのも魅力のひとつ。冬ならではの光景が見られるのも、動物園ならではの楽しみといえるでしょう。

なぜここまでバズった?ライオン「リント」の姿にギャップと共感

ストーブ前で“ヘソ天”を披露したリントの姿は、なぜここまで大きな反響を呼んだのでしょうか。単に「かわいい」だけではなく、そこにはいくつかの拡散要因が重なっています。

百獣の王という強いイメージとのギャップ冬というタイミング、そして多くの人が体験したことのある“猫あるある”との一致。これらが組み合わさることで、写真は一気に共感と拡散を生み出しました。

猛獣なのに無防備すぎる

ライオンといえば、鋭い牙と大きなたてがみを持つ“王者”の象徴。その威厳あるイメージが強いからこそ、仰向けでお腹を見せる姿は衝撃的でした。

無防備な体勢は、安心しきっている証拠。巨大な体を投げ出してくつろぐ様子は、猛獣というより完全に“甘えた猫”。この強さと弱さのコントラストが、見る人に強烈な印象を与え、「かわいすぎる」という感情を一気に引き出したのです。

冬×ストーブという季節性

投稿されたのは寒さが厳しい時期。読者自身もストーブやヒーターの前で暖まっているタイミングだった可能性が高く、「わかる」「自分と同じだ」と感じやすい状況でした。

季節ネタは共感を得やすく、拡散力が高まる傾向があります。寒い冬に、ストーブ前から離れられないライオン。タイミングの良さも、バズを後押しした重要な要素です。

共感を呼ぶ“猫あるある”

多くの家庭で見られる“猫が暖房前を占領する光景”。その“あるある”が、そのままライオンサイズで再現されたことが最大のポイントでした。

ネコ科という共通点があるとはいえ、「結局でっかい猫ちゃんじゃん」と思わず笑ってしまう親近感。猛獣が一気に身近な存在に感じられた瞬間です。この共感性こそが、5万件超の”いいね”につながった最大の理由といえるでしょう。

徳山動物園はどこ?アクセス情報

今回話題となったライオン「リント」が暮らしているのは、山口県周南市にある周南市徳山動物園です。JR徳山駅から比較的アクセスしやすい立地にあり、地元の人々はもちろん、県外からの来園者にも親しまれている動物園です。

園内ではライオンをはじめ、さまざまな動物たちが飼育されており、季節ごとに違った表情を見ることができます。冬場は今回のようにストーブが設置されるなど、寒さ対策が取られた猛獣舎の様子を観察できるのも特徴のひとつです。

開園時間や休園日、イベント情報などは公式サイトや公式SNSで随時更新されています。

訪れる前に最新情報を確認しておくと安心です。迫力あるライオンの姿はもちろん、思わずほっこりしてしまう意外な一面にも出会えるかもしれません。

ライオンも寒いとただの猫になる?

ストーブ前で仰向けになり、無防備にくつろぐライオン「リント」。その姿は“百獣の王”というイメージとはかけ離れていましたが、実はネコ科としてごく自然な行動でもありました。寒いと暖かい場所を選び、体力を温存する――それは家庭の猫と同じ本能です。

今回の投稿がここまでバズったのは、猛獣とのギャップ、冬という季節性、そして「猫あるある」と重なる共感性が重なったからこそ。大きな体でも、小さな猫でも、本質は同じネコ科の仲間なのだと実感させてくれる一枚でした。

力強さだけでなく、安心しきった無邪気な姿もまたライオンの魅力。寒い季節、ストーブ前でまったりするリントの姿は、私たちにほっこりとした温かさを届けてくれました。

次に動物園を訪れるときは、威厳ある姿だけでなく、そんな“猫らしい一面”にも注目してみてはいかがでしょうか。

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