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黒部ダムで観光放水がはじまる!新展望スポットはダムに近く水しぶきも
6月26日(日)から黒部ダムで観光放水がはじまって、人気観光スポットになっています。
黒部ダムはどんな場所なのでしょうか。
調べてみました。
日本一の黒部ダム
黒部ダムは、東には後立山、西には立山連峰を望む自然豊かな黒部峡谷にあります。
富山県立山町の黒部川水系黒部川に建設されたアーチ式ドーム越流型ダムです。
ダムの壁面の高さは日本一の186mで、えん堤(壁の上の部分)の長さは492mです。
総貯水量は約2億立方メートルで、その水は水力発電に使われていて年間約10億kWhが発電されています。4人家族の平均年間消費電力量が約5,500kwhなので、約181,800戸分に相当します。
黒部川第四発電所なので、「黒四ダム」とも呼ばれています。
昭和31年(1956年)7月から建設がはじまり、1,000万人以上の人が建設に関わり、7年後の昭和38年(1963年)6月に完成しました。
黒部ダムの建設が難航をした様子は映画「黒部の太陽」や「プロジェクトX」で知ることができます。
観光放水の目的
観光放水の目的、理由は何なのでしょうか。
観光地であるダム下流の黒部川流域は夏になると水量が少なくなってしまいます。そこで、観光地としての景観を損なわないように、ダムの水を放水して水量を維持しています。
放水は約120mの高さにある二つの噴出口から行われ、毎秒10~15トンの水が吹き出しています。
この観光放水は水力発電が始まった1961年から実施して、毎年6月~10月に行われています。
今年(2016年)も6月26日から10月15日まで行われます。
昨年の2015年は北陸新幹線が開業したため、黒部ダムを観光に訪れた人は100万人を超えました。100万人を超えたのは5年ぶりです。
水しぶきがかかる新展望スポット
今年は新しい展望スポットができました。
以前のいちばん近い展望スポットよりも噴出口に3m近く、放水をほぼ真横から観ることができます。また、風向きによっては水しぶきを浴びることもできます。
その他の展望スポット
黒部ダム駅から220段の階段を登るとある「ダム展望台」から
野外階段の中腹にある「放水観覧ステージ」から
放水を真上から観ることができる「ダムえん堤」から
雄大な自然も魅力
黒部ダムはダム以外にもダム湖である黒部湖を遊覧船で一週したり、吊り橋や湖畔を散策したりできます。
立山連峰や北アルプスの雄大な姿を眺め、季節によって変わる原生林を観ながらの森林浴は日頃のストレスを解放してくれそうです。
黒部ダム、黒部湖、黒部峡谷と自然を満喫できる観光スポットです。初夏の新緑と秋の紅葉を観に行ってみませんか。
ちなみに、7月末まで新展望スポットの名前を公募しているので、ダムに行ったときに応募してみてはいかがですか。
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