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島耕作シリーズで25年間誤表記で謝罪
約28万部を発行する週刊漫画雑誌「モーニング」。
その中の人気漫画「島耕作」シリーズで
25年間、ずっと誤まって表記していた箇所があり
作者の弘兼憲史さんと読者に
発行元の講談社が謝罪しました。
どの部分の表記が誤っていたのでしょうか。
調べてみました。
島耕作シリーズ
島耕作シリーズは人気のシリーズで
1983年から「モーニング」で連載されています。
主人公のサラリーマン「島耕作」が世界中を飛び回り
活躍する姿を描いた漫画です。
勤務している電機メーカーで
課長から会長まで出世していくのにあわせて
「課長 島耕作」「部長 島耕作」「取締役 島耕作」
「社長 島耕作」「会長 島耕作」と
タイトルを変えて今年で連載32周年を迎えます。
誤表記は「今野輝常」のフリガナ
誤表記だったのは島耕作の部下として
1985年に登場した「今野輝常」です。
名前のフリガナが訓読みした
「こんの てるつね」となっていました。
正しい読み方は
音読みと訓読みを組み合わせた
「こんの きつね」です。
編集者と作者が打ち合わせをしているときに
十数年ぶりに再登場する「今野輝常」の話になって
誤表記が発覚しました。
「今野輝常」のキャラクタ像
今野輝常は
部下には厳しく、上司には擦り寄るという
小悪党・小市民・小心者の悪役キャラです。
セクハラ行為で島によって左遷させられ
対立しますが、最後には和解しました。
島耕作シリーズ「課長編」「部長編」「取締役編」に
登場します。
作者の「最も好きなキャラクターの一人」です。
再登場することを記念して、
週刊コミック誌配信アプリ「週刊Dモーニング」で
「特別編集 今野輝常マガジン」が無料で公開されます。
今までの今野輝常の活躍(?)を再編集にした作品です。
なぜ、いままで気付かなかったのか?
今野輝常は新入社員を前に「こんの・きつね」と
自己紹介する場面がありました。
しかし、編集者は今野輝常が冗談を言っていると思い
本名だとは思わなかったそうです。
それにしても不思議なのは
編集者はキャラの名前を作者に確認しないで
フリガナを振っているのでしょうか。
また、作者も印刷されてきた雑誌を見ないのでしょうか。
でも、この誤表記「こんの てるつね」は
25年間で2回しかフリガナを
振っていなかったそうです。少ないですね。
もしかしたら、作者が「てるつね」だった設定を忘れて
「きつね」と勘違いしているのかも。
あまり気にならないので
このまま「こんの てるつね」でも
よかったような気がします。
本人の今野輝常さんは
「謝れば許されるいうんか!?」と
怒っているようですが。
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