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本物の自動車で将棋!「リアル車将棋」が開催
2月8日(日)に自動車を駒にして将棋を行う
「リアル車将棋」が開催され話題になりました。
駒になった自動車の車種は何なのでしょうか。
また、対局は誰がしたのでしょうか。
調べてみました。
「リアル車将棋」を開催した企業
リアル車将棋は「ドワンゴ」と「トヨタ」が
共催して行われました。
ドワンゴはプロ棋士と将棋ソフトを対局させる
「将棋電王戦」を企画しているIT企業です。
今回のリアル車将棋もドワンゴが企画しました。
トヨタはもちろん世界の自動車会社です。
今回の駒に使った自動車は全てトヨタ車です。
「若者のクルマ離れ」を止めるため
車のすばらしさをPRしようと
共催を決めました。
どのように行われた?
2月8日(日)に西武ドームで行われました。
用意した将棋盤は縦54m×横33.3m、
通常の将棋盤の148353.16倍です。
そして、この日西武ドームに集まった観客は
・・・0人。
リアル車将棋はニコニコ動画で
インターネット中継されました。
リアル車将棋の対局者
対局したのは
4冠の羽生善治名人(44)と
豊島将之七段(24)の
将棋界を代表する二人です。
これは、2014年10月に行われた王座戦と
同じ対局です。
互いの持ち時間は4時間と本格的ですが、
実はこの持ち時間は
駒である車の移動時間も含まれています。
そのため、二人をサポートする
ドライバーの動きが重要になってきます。
さらに、周りを囲まれているときは
他の車も移動させる必要があるため
ドライバー同士の連携も重要になります。
リアル車将棋は二人の対局だけでなく、
チームの対戦でもあるのです。
羽生チーム
サポート棋士:長岡裕也五段
監督:多賀弘明
5名のドライバー:
「早稲田大学自動車部」
豊島チーム
サポート棋士:船江恒平五段
監督:山口進治
5名のドライバー
「トヨタ自動車精鋭テストドライバー」
駒になったトヨタの自動車
将棋の駒は
羽生名人が往年の車種を
豊島七段がインターネット投票によって選ばれた
現行の車種を使いました。
駒として使った車は全部で40台です。
羽生名人
歩:ヴィッツ(初代)
香車:MR-S
桂馬:bB(初代)
銀将:アルテッツァ
金将:プリウス(初代)
角行:ランドクルーザー(40系)
飛車:カローラレビン(AE86)
王将:トヨペットクラウン(2代目)
豊島七段
歩:ヴィッツ
香車:カローラアクシオ
桂馬:iQ
銀将:ハリアー
金将:プリウス
角行:MIRAI
飛車:86
玉将:クラウンアスリート
リアル車将棋の結果
9時間にも及んだ「リアル車将棋」は
羽生名人が94手で勝利しました。
インターネット中継では約45万人という
たくさんの人たちが観戦しました。
「将棋電王戦」が2015年で最後ということで
寂しい思いをしている人は多いのではないでしょうか。
その代わりと言ってはなんですが、
「リアル車将棋」が来年以降も盛り上がって
続いて欲しいですね。
それとも、次は自動車以外が駒になるのかな。
あなただったら、何を将棋の駒にしますか。
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