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近畿大学の「ブリヒラ」と「キンダイ」が販売開始
6月12日(金)に近畿大学で作り出した魚、
「ブリヒラ」と「キンダイ」が
養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」銀座店で
提供されるようになり、話題になりました。
どんな魚なのでしょうか。
調べてみました。
魚養殖の近畿大学
近畿大学といえば、
クロマグロの完全養殖に成功したことで有名です。
近畿大学で養殖されたクロマグロは
近大マグロと呼ばれていて
その近大マグロを使った商品のカップ麺
「近大マグロ使用 中骨だしの塩ラーメン」が
2014年12月に数量限定で発売されました。
また、近大マグロを使った入学案内のポスターも
話題になり、入学志願者数も増えて
私立大学志願者数では2014年度、2015年度と
2年連続で1位になりました。
養殖の安定供給に成功したブリヒラとキンダイ
ブリヒラは
成長が早く脂が乗っている「ブリ」の雌と
コラーゲンをたっぷり含み
しっかりとした食感がある「ヒラマサ」の雄を
交配した交雑魚です。
ブリのように脂が乗っていて、
ヒラマサのように歯ごたえのある食感で
2種類の魚の良いところを受け継いでいます。
1970年に特許を取得しました。
キンダイは
近畿大学の略称、近大と同じ名前で
近大水産研究所白浜実験場の
シンボルマークにもなっています。
繁殖力が強く玉子をたくさん産む「イシダイ」の雌と
成長速度が早い「イシガキダイ」の雄を
交配した交雑魚です。
キンダイも
2種類の魚の良いところを受け継いで
味はタイより甘みがあり、食感も良いです。
1975年に特許を取得しました。
2種類ともオリジナル養殖魚ですが、
ようやく安定的に養殖することができるようになり
店で販売することになりました。
期間限定や数量限定ではありませんが
販売はディナーのみです。
値段は
ブリヒラが850円(税抜)、
キンダイが800円(税抜)
です。
ちなみに
ブリが750円(税抜)、
真鯛が700円(税抜)
なので、ブリヒラとキンダイは若干高めですね。
銀座店以外にも大阪店で販売されているようですが、
地方に住んでいると食べることができませんね。
ブリヒラやキンダイ、完全養殖のクロマグロが
全国どこでも食べられるようになるといいですね。
誰でも簡単に養殖できるように
さらなる研究に期待しましょう。
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